人生にしばしば訪れるものとは
仕事はうまくいっているし、結婚して家庭を持ち、子供にも恵まれて順風満帆といった具合に、はたから見ると何も問題なさそうな人にも、それはしばしば、そして不意に訪れます。
それが、理由のない不安感です。
あるいは寂寞感や、孤独感といった言葉に置き換えることもできるかもしれません。
特に何が不安という具体的な理由はないものの、漠然と将来に不安を感じてしまうことがあります。
このまま今の生活が続くのだろうかとか、これから日本は、世界はどうなっていくのだろうなど、新聞を読んだり、ニュースを見たりして思ってしまうと、自分ではどうにもならない不安に襲われてしまうのです。
そんな時、笑い飛ばしてくれる友人がいれば、そうした人とお酒を飲んでおいしい料理を食べていると段々元気になってきます。
こうした落ち込んだ気分を引き上げてくれる友人と飲む時は、自分や友人の家ではなく、居酒屋に行くのがおすすめです。
なぜ居酒屋がいいのか
居酒屋なら、普段家では飲んでいないお酒を飲んだり、凝ったものではないけれど、明らかの酒の肴にぴったりの料理を選ぶことができるため、お酒を楽しめることが一番の理由です。
居酒屋でなら、何となく不安になってとか、家族がいるのに孤独感に襲われてといった話も出来るでしょうが、こうした話を自宅や友人宅でするのは気がひけるでしょう。
その点、居酒屋なら大声で話したり、話している途中に泣き出したりしてどうにも手が付けられないといった状態にさえならなければ、お酒を飲みながらしみじみ語るには最適です。
おそらく、周囲にもそうした人たちが見つかることでしょう。
ワイワイ宴会組と離れてカウンター席に座るのもおすすめ
二人なら、希望すればカウンター席に座ることもできるでしょう。
大規模居酒屋でも、カウンター席なら静かに話せますし、周りがワイワイしていることで楽しそうに思えても、みんないろいろ抱えながらこうして居酒屋にきて、楽しい時間を過ごし、また頑張っていくのだろうなと思えるはずです。
そういう意味では、孤独感を感じたときに話を聞いてくれる友人がたった一人だけでもいるならば、居酒屋に行くことで腹を割って話が出来ます。
居酒屋は当然お酒を飲むことから、杯を酌み交わすことや、同じ料理を食べることで同じ価値観を持っている大事な友達だと認識することにもつながるでしょう。
励ましをもらったなら楽しい話に切り替えていくことで、次第に不安感も遠ざかっていきます。